和田マリンファクトリーの独り言

縁の下の力持ち!和田マリンファクトリーの日々の独り言を書いてます。 Watercraftの部品って高いから安く提供できるように身を削ってまで頑張ってます

ヤマハSVHOのハル 大丈夫?

2014年製ヤマハSVHOのハルが割れて修理することになった。昨年に預かり今頃修理となったので、一年も乗っていないジェットだ。
岩に乗り上げたり、トレーラーに積む時に同じ所が当たってるっていった形跡がなく、ふつうに粉砕骨折って感じだ。
場所はフロントから両サイドストライプ(フィン)が始まる所とセンター部分、船で言うところのステムだ。
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メーカー曰く、絶対に普通に乗っていれば割れないらしい。そんな報告は他店やアメリカからも聞いていない。
でも、現実に割れている。どうも販売店の言うことに耳をかさない。
ま~当社は修理するだけなのでヤマハの事はどうでもいいが。
削っていくと、原因らしいものがわかってきた。
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まず、ストライプの部分はバックアップの発泡ウレタンとインナーハルの接着している部分だ。インナーハルの部分は外部からの圧力ではほとん2重なのでへこまず硬い。今回のハルは本来発泡ウレタンがあるのだが、空洞になっている。バックアップされていない状態。割れた付近は、ジェットが高速で走行した場合、一番 波が当たり外圧がかかる場所だ。
私も20年ほど前にフルカーボンのXiRを製作したときにやはり同じ場所が割れた経験がある。
ヤマハがナノエクセルを技術的に前面に出しているが発泡ウレタンの不良を出していては、良い素材と技術も無駄になる。
それに、10000台に一台でも不良が出たなら真摯に受け止めて、もっと解析する態度が必要だ。この艇に限らずきっと同じ不良艇があると思う。逆に考えれば、この一台がおかしい訳ないでしょ。
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この船はセンター一番硬い部分も割れている。これも波あたりの応力を考えれば当然割れる。
修理なので、工業用の2液性発泡ウレタンをまず注入してから、エポキシ積層する。
ま~、大きな会社になると客先をみずに、自分のお上しか見なくなりがち。俺も25年ほどまえにY社と戦ったな~。(もちろん和解)
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