和田マリンファクトリーの独り言

縁の下の力持ち!和田マリンファクトリーの日々の独り言を書いてます。 Watercraftの部品って高いから安く提供できるように身を削ってまで頑張ってます

船底の精度

レースに使用するハルのセッティングは難解ですね。レジャーユースでのハル修理はあまり精度を要求しないので仕上げのみ気をつけていればよいのだが、レースで使うとなると、面出しの精度や修正で大変な作業になる。
苦労して、修正し精度を出しても、乗りにくい場合はハルの原因とされて、評価が下がる。
別にこちらは、数値のみの修正をしただけなのに。特にSTXR1200は難しい。理由は
①ハルの固体差が激しい。
②経年変化によるもの。保管状態など。
③ハルの厚みが薄い。よってエンジンを取り外した時と乗っけた状態では違う。
④ハルが軟らかい。よって積層すると硬くなり乗り味が変化する。
などで、ハルの精度とは、金属加工と同じで、1mにつき1mm以内とか、0.5mm以内とかで、また左右のバランスなど。
だから、きっちりとした指示書を頂きたいのである。
跳ねるとか、曲がらないとか僕にはわからないのである。
そんなのは、プレートやゲート、スポンソン、乗るポジションで変わるし、それらのセッティングは自分でするものだ。
曲がってる船底よりまっすぐな船底が良いに決まってるでしょ。
90Km/Hの状態では良いハルであっても、95Km/hになったら扱いにくいハルになる事だって考えられるのです。(だからX2のときは苦労したのですよ)
ところで料金なんですけど、メートルあたり1.5mm以内なら4万の仕事だったら
メートルあたり0.5mmになれば、そりゃ~驚く値段になるのですよ。20万円とかに。手抜きはしませんよ。削りやすい板金パテは使いません。時間をかけますよ。
仕事を出すほうにもそれなりの予算と知識と割り切りが必要ってことです。
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(画像と文章内容とは別です)
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今さらね~

今日はネタなし。雨が降ってきたので気持ちが下向き。

旧型X2復活作戦は、JJSBA第一戦は間に合わないな~?
この仕事は仕事ではなく趣味みたいなものだから、こればっかりやってられないのだ。それに今さら旧型X2なんてって皆思ってると思うし、馬鹿らしい作業なのだ。先日まで、ハルのサイドラインのイメージがつかめないでいたので作業は遅れるし。
昨年より今年はさらにNEWX2は優勢になってるだろう。(JJSBA)優勢と言うより99%NEWX2でしょ。それにお尻の小さな小柄のライダーが乗れば無敵でしょうね。
だからこそ一戦でいいから旧型をお立ち台に立たせたい。旧型ファンの為にもおもしろいレースにしたいのだ。
旧型X2でレースをやってきた船は、細いロープの上を歩いているような感じなのだ。エンジン関係、コントロール、電気、ハル、ポンプなど古くてぎりぎり使ってるので、常に潰れる。焦点を決勝にしていないとリタイヤか自滅。

僕はあまりエンジンの事書かないでしょ。皆さんがやってくれているのでどうでもいいのです。3種のお宝だけ付けてくれてたら。MGポンプ、チャンバー、キャブ。チャンバーの容量がどうだの、スキッシュがどうだの、圧縮がどうだの、などなどどうでもいいやって感じ。何十年同じ会話してるの?って思うのです。(でも聞く事もあるけど)

さ~てどうなるかな?
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旧X2に750ポンプを

650ポンプ系から750ポンプ系に変更する加工の問い合わせがよく来る。
簡単そうで結構面倒で難しい。
① ポンプにトリム(ゴムパッキン)を入れてそのまま、旧型650に入れると入らない。
② ガイドインテーク(ポンプシュー)がそのままでは取付ができない。
③ ゲート長が変わってくるので合わない。
④ その他、接着ボンドや、勘合の具合などなど。

①と②はハル側とガイドインテークを勘合を見ながら削りまくる。
③は大体のX2のインサートナット部分は壊れかけが多いので、最近はゲートを750系か800系に変更する事前提に、新たにインサートナットを設ける。(特に最近は800系にしている。ゲートが豊富にありチョイスできるからだ)
④はエポキシ系のボンド又はエポキシ樹脂でパテを作り使用している。ポンプの勘合が硬い(入りにくい)場合はしばらくするとガイドインテークが外れる。ゆるい場合はエアーを吸いポンプ効率が下がる。
写真はガイドインテークの中にエポキシ樹脂で作ったパテを入れて、エアー漏れ対策と強度を出している。

面倒な仕事なので、皆さん自分でしてください。僕は嫌だよ
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言い忘れてたけど、プレートも750/800系のゲート用にカットしなければならないよ~。

ジェットの重心

もう10年ほど前にSXiProのハルをX2にくっ付けたことがある。もちろん簡単に付けた訳ではない。型を製作してフロント部分は750のいい所とX2のいい所を合わせた形にした。そして、バルクヘッドとエンジンベットを合体するX2のものをそのまま使用。理由は何も考えなくても、エンジンが載るからだ。
合体前のデッキ

これがいけなかった。1号機は某ライダー。直線の最高速状態でふらつくって言うのである。フロントの角を落としたりいろいろテストしたが解決できずにレースでは使用しなかった。同時進行で2号機を作っていた。製作中にふらつくという報告があったので、考えた、そして考えた。
結論はメタセンター、ジェットの中で一番重い部品はエンジン、そのエンジンの位置がストック状態のエンジンダンパ固定の穴を使用した為高くなったのだ。船で言うところのメタセンターが高くなり、排水型で高速のプレーニング状態でふらつくと判断した。
だから2号機はハルとデッキを合体させる時にできるだけ、エンジンの低重心をはかり製作した。いよいよ合体

2号機の試乗はふらつく事もなく楽しいジェットに仕上がった。でもボンドラインより上の排気管で翌年レギュレーションにひっかかりレースで走らせることは無かった。合体後

ジェットはもっとも小さな船、走行中の最も重いモノは人間だ。その人間より軽いエンジンの高さにおける位置がジェットを走らせる性能に影響するとは。良い勉強になった。
先日のウエイトの事も決して否定はできない、一番シビアな測定器は人間だから。

あ~机の上も

机の上もゴチャゴチャになってきた。ジェットだけでなくボートのエンジンも修理するもんだから、ジェットや船外機のキャブで机の上が部品で散乱してきている。この船外機のキャブはチョークにサーマルワックス方式を使っており、アイドリング中に燃料が排気に混ざる現象で、この部分がおかしいと思いバラシました。キャブのフロート室は錆だらけなので、サーマルワックスとヒーターでコントロールしているニードルバルブが錆び付いて不動状態(チョーク状態)。このようになったのも燃料タンクに海水が溜まってるって事。ジェットも同じ修理が多いね。
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散乱

FRP作業場は粉や発泡ウレタンなどでグチャグチャ状態なのです。
ぐちゃぐちゃ

NEWX2の型も離型したところです。そして、倉庫から800SXRのフードの型も出して製品の製作に入らなければならないのでどうしようか?と悩んでしまう。newフード

進まない旧型X2

GW前で特急の仕事や出張でなかなか旧型X2の作業が進まないです。画像の処が気にくわなくて悩んでいるのです。ポンプ吸い込み口付近からエンドまでは、新型の幅に近づけたい。理由は、滑走時の浮力を減らしてラフ海面時の食いつきを良くする為です。って思うのです。
悩み処

最近良く相談で、何処そこが上がるから、ウエイトを付けたとか聞くねんけど、そりゃ~静止状態の話でしょって思うねんけどな~。そら、スタート時は多少影響するやろうけど、走ってしまえばね~?。水が1立方メートルあたり(4度C)の重量が1000Kgだから、その立方体の一つの面(1平方メートル)にかかる重量はやはり1000Kg。そうしたら、1000Kg/㎡。ということは、ジェットのハル底の面積と走行速度を考えると、たかだか5kgのウエイトをくっ付けるのはどうかな?そりゃ~変わったと感じるのも事実やからしゃ~ないけど。だからNEWX2にフロントスポンソンをくっ付けると、約40cm幅3cmの物だと0.4×0.03×1000=12 片側で12kg両サイドで24kgの浮力が発生した事になると思う。ハンドルバーに24kgの荷重を加えても沈まなくなるのとちゃうか?(これは、あくまで自分流の計算です。簡単に理論付けする為。きっと先生方は難解な公式や係数をもってこられるでしょう。ガハガハ~)

話は変わるけど、最近のニュースに中東情勢(パレスチナとイスラエル)を言わなくなったのは、どうしてかな~。ひょっとしてこの日本にも情報誘導があったりして?。ジェットレース界にも情報誘導で混乱しているライダーがいるかもね。

今日はFRP作業

一日中パラパラの雨で嫌な日やった。
やっと2シーズンかかってNEWX2のフードのアウター側の型の製作にとりかかりました。朝から約7層積層し途中でチョップドストランドマットが無くなり、倉庫から63mもの1巻を補充しました。この状態で2日置き、ある程度硬くなったら、歪みどめの補強リブを取り付けて、さらに約一週間寝かせてから離型。そして、ゲルコート面のラッピング作業。(でも日が経てばガラス繊維模様が出てくるのです)
NEWX2フード

そして、すこし奥に見えている小さな型はNEWX2用ステップのものです。毎日1個ずつ製作しています。どうして1個しか製作しないかは、当初、2~3個/日製作したら、どれも不良箇所が発生し、ある理由で時間をかけてポットタイムを置く事にしました。
離型したばかりのステップ

NEWX2と同時進行で旧型も作業中です。まずは、ハル底の厚化粧(ウレタン塗装)を完全に剥がす作業。この作業で不完全な補修やクラックが発見できます。結構皆さんは割れたところに、板金パテの厚盛、シリコンシーラント、エポキシ系パテで一時しのぎをしています。これらは、仕上げ時にゲルコートを吹付けすると、硬化不良になり肌色も変わってしまうのです。だからこれらも完全に取り去りFRP積層します。
やはりこのX2もクラック発見です。この場所は嫌なところですね。でもこのような状態のものが多いです。
塗装はがしから

クラックが

明日は天気がよかったら港にある船外機のチェックでも行こうかな?

出荷

今日はビルジプレートの梱包。週末に出荷予定です。
昨年より値上げになってしまいました。お詫び申し上げます。
最近のジェットにはもうビルジポンプなんて付けないだろうっと思っていました。材料費の高騰の波がジェット業界にもやってきています。

ステンレスはニッケルの供給不足でグングンと値上がってると噂です。
ニッケル、スズ、銀、銅などは、原油よりも早く採掘限界がくるらしいです。
プラチナは今までに取れた量は10立方メートルにも満たらないらしいので高価なんですね。
ドライブシャフトも新たにステンレスシャフトを製作すると、材料費などで安価に出せないので、今、使用しているシャフトをスプラインの45mmカットし、新たに製作した延長スプラインシャフトを圧接し、セットバックポンプに対応するのが得策かな?って考えている。強度はマリンジェットや船外機などに使用されているし、素材によっては、スプライン部分の所のみ高周波焼入れも可能で大丈夫と考えている。
メリットは当然、材料単価が抑えられる。センタレス研削、焼入れによる矯正など省ける。
といった具合で、考えるのだがいつも数の問題と資金で、や~めたって事になる。誰か一緒にしない?
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つくして~

工場の周辺はド田舎で自然がいっぱい。裏の土手を見るとつくしが生えていた。よって今晩はそれを炒めて食してみようかな。秋は栗が沢山取れて、夏には蚊がいっぱい取れる?うれしいな~。
つくしんぼ

今日は曲げ物の日であった。レーザー加工品が着たのでビルジプレートのベンディング。昼からは鉄筋のフープ筋の曲げ。鉄筋は隣に倉庫を建てるのでその為必要で、正確な曲げがフープ筋には必要なのでプレスブレーキと言う機械を使用した。田舎なので鉄筋屋さんが見つからなかったのである。
鉄筋

田舎って処は良し悪しである。
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